『縁側』といえば、おばあちゃんが座ってお茶を飲んでいる、猫が丸くなって寝ている、というようなイメージでしょうか。昔の日本の住宅には縁側が設けられていることが多く、家の内でも外でもない、両者を緩やかにつなぐ中間的な空間として使われていました。この頃では、縁側のある家は少なくなり、家の内と外がハッキリ分かれていて、せっかく庭があるのに有効に使えていない場合も多いでしょう。
そこで、庭を有効に使うために縁側的発想を取り入れてはいかがでしょうか。部屋の外にデッキやオーニングを設ける、サンルームをつくるなど、庭とお部屋をつなげる方法はいろいろあります。デッキはカフェスペースにもなり、大勢の来客時にお部屋の延長としても使えますし、サンルームなら陽だまりを利用して植物の栽培などもできます。新しいお部屋をつくる感覚で、内と外のつなげ方を考えてみましょう。